体験ダイビングや講習中に耳が痛くなった人の原因は
ほぼ100%があることを逃しているからです!
それは
タイミングです!
タイミングさえ間違えなければ、耳抜きはできます!
講習のマニュアルでは
「早めにこまめに耳抜きをしましょう」
「1M毎にしましょう」
とか書いてありますが
初心者の人は、わかりにくい説明ですよね
「早めにこまめにってどのくらい??」
「1Mって?まず今水深何Mにいるの??」
ってなるとおもいます
そして気が付いたら、耳が痛くて、慌てて耳抜きをする
これだともう手遅れです!!!
痛くなる前に耳抜きはしましょう!
「痛くなる前っていつだよ!」
となると思うので
まずは耳抜きの構造について説明します!
これで貴方も耳抜きマスターへの第一歩です!
これ耳と鼻の構造です
これを見ながら読んでください
耳と鼻は、耳管と言う細い管で繋がっています。
鼻から耳管を通って中耳にたどり着き、中耳の先には鼓膜が張ってあり、鼓膜の先が外耳になってます。
水圧の影響で中耳の空間が、圧縮され縮みます。弱く圧力がかかれば、耳管が潰れずに耳管の先の鼻から多少の空気を吸うので、自然に耳抜きができます。
耳抜きのタイミングが遅くなって、耳が痛い!という時は
こんな感じになっています
この状態になる前にするのが
「耳抜き」です
耳抜きの方法は
【唾をのむ、顎を動かす】だけできる【ツインビー法】は自然に空気が送られて時間が広がり耳が抜けます
【鼻をつまんで息をおくる】ことで耳が抜ける【バルサルバ法】は送り込んだ息で耳管が広がり耳が抜けます
耳抜きには大きく分けてこの二つがあります!
しかし
圧力の変化が強いと耳管がピタっと閉じて塞がってしまうので、自然に空気は送られず、【ツバを飲んだり、アゴを動かす】ツインビー法程度では抜けなくなってしまいます。
まさに上の写真の状態ですね
しかしその状態で【鼻をつまんで息をおくる】バルサルバ法をしても、塞がった耳管を開けるのは難しいです!
無理やり耳抜きをしてしまう、抜けた時に一気に圧が中耳にかかるので、中耳炎や内耳にトラブルが起こるリスクも増えます。
なので弱い圧力変化の内に耳抜きをするのが一番大事!
これが、早めにこまめに、痛くなる前に耳抜きをする理由です。
これを守れば、耳抜きは、格段に楽になります
そして耳抜きをするタイミングは
水面で1回、水深5Mまでに9回
なので水面から水深5Mまでに10回はしてください!
フリーダイビングの日本代表の方がおっしゃっていました
もし、タイミングが遅れて、痛くなったり、抜けなくなったらどうするか?
答えは簡単、閉じて塞がった耳管を、また広げてあげればいいだけです。
どうやるかっていうと、少しだけ浮上すれば、耳管が広がり始めるので抜けやすくなります
それでも、抜けにくいなら、もう少し浮上して、中耳内の空気が膨張して、鼻に戻っていく時に耳管を広げてくれるので、その水深から、またやり直していくといいです。
ほんと、耳抜きにタイミングは大事!
耳抜きは、早めに、こまめに、痛くなる前に。
が大事です!
実践してみてください☺
次回は耳抜きのコツ②しっかり鼻をつまむ
です。
耳抜きマスターになってダイビングをもっと楽に楽しみましょ!!
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